げんさんのほっぺ

本当は自分大好きなナル君なのに現時点ではとても残念な状態のモノノフが己を慰めるために地球の片隅で目立たない戦いをするブログ

ももクロ考:有安杏果卒業について(その2)

 

 

◆杏果卒業について怒るファンがいるのは当然

有安杏果卒業について、書かずにはいられなかったので書いちゃいます。

まず、有安杏果卒業について怒るファンがいるのは当然だと思う。

その怒りは当然のものとして認め、その上で新たな関係性を築くしかないと考えています。

私はあーりん推しのモノノフだけど、その立場はいったん忘れて、客観的な立場で自分の考えを整理したいと思います。


これから語ることは読み手の神経を逆なでするかもしれません。

自分でも気がついていなかったことを知らされて、読まなきゃよかったと後悔してしまうかもしれません。

あるいは、そんなこと当たり前の話だし、もったいつけて言うような内容?と嘲笑されてしまうかもしれません。

でもモノノフ同士が考えの違いからいがみ合ったり、必要以上に杏果や運営サイドに怒りをぶつける人がいる状況に胸を痛めています。

ひょっとして何かのヒントになるんじゃないかと思って書きます。

 

 

◆そんな風には言いたくないですが

まず、アイドルは運営者が楽曲や映像作品や書籍などの商品を販売してその対価を得るビジネスです。

発売するCDやDVDあるいは書籍などの商品とそれに対し消費者が支払う代金とは等価交換です。

運営者には支払われた代金から、製造原価との差額によって利益が生まれます。

反対に消費者は商品という、ある意味「メリット」を入手することが出来ます。


運営者は常に利益を最大限にするためにビジネス活動を行っています。

利益を高める方法は
 01.売上を増やす
 02.原価を下げる
の2種類しかありません。
(が、今回は運営者と消費者の関係を説明したいので、原価については考慮しません。)


さて、売上についてですが、売上は以下の数式で表すことが出来ます。

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売上 = 客数 × 客単価
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次に客数ですが、これは

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客数 = 既存顧客 + 新規顧客 - 流出顧客
-------------------------------------------

と表現することも可能です。

このような数字遊びをすることは今回の目的ではないので、この後に続く数式は省略しますが、ざっくり言うと売上を増やすために運営側は以下のようなことを考えなければなりません。

・なるべく多くの消費者を集める。(新規顧客の獲得)
・離れて行く消費者を最小限に抑える。(流出顧客の防止)
・いつもお買い物に来てもらう。(利用頻度の増大)
・なるべくたくさんの商品を購入してもらう。(購入点数の増大)
・なるべく高い商品を販売し、購入してもらう。(商品単価の向上)

これらの施策を実施するためには、それぞれに様々な障害が立ちはだかります。
それを説明すると話が長くなるので、(もうすでに大分長くなっているw)はしょりますが、この障害を一気にクリアする方法があります。

それは消費者を単なる消費者から(熱狂的な)ファンにしてしまうことです。

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消費者 ⇒ ファン
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◆ファンは寛容である。

ファンは寛容です。

なぜならばファンとは特定の人物や事象に対する熱狂的な支持者や愛好者のこと指す言葉なのですから。

ファンは得られるメリット以上の金額を支払うことに抵抗がありません。

そのため、運営側は様々なマーケティング手法を凝らし、消費者をファンにしようとするのです。

消費者をファンにするためには、商品に付加価値を付ける必要があります。

つまり消費者側が支払った金額を上回る価値を提供できれば、その商品には付加価値があるということです。

逆に言えばファンはそこに支払う代金以上の価値を感じるからこそ、その商品を購入するのです。

 (でなければ3,800円を支払ってでんでんだいこを買う理由が説明できません)

 

◆付加価値の正体とは

では付加価値とはなんでしょう。

実は付加価値はファンのひとりひとりによって異なります。

例えばある人は頑張っている少女たちの姿を見ることで勇気をもらえていると感じているかもしれません。

あるいは、自分が誰かを応援することで得られる満足感があるのかもしれません。

アイドルが直接、あるいはモニタを通じて自分に向けてくれた笑顔に包まれる幸福感かもしれません。

自分が推しているアイドルが世間的に評価された際の優越感かもしれません。

同じアイドルを推す仲間たちとの絆や、居場所があることへの安心感かもしれません。

個人差があるため一概には言えませんが、要するにメリット以上の価値を見出していることは間違いありません。


ここではファンが得ているメリット以上の付加価値をひとまず「ベネフィット」と称することにします。

私はベネフィットという言葉には、対象者が体験する事柄や、その体験によって得られる心の動き(例えば気持ちよさ)まで含まれていると考えています。

こんな言い方したらみもふたもないけど、ファンは代金を支払うことで、気持ちよさを手に入れているのです。


さらに、もっとエグいことを言うとファンが感じているベネフィットは運営側がお願いして感じてもらっているのではありません。

ファンが勝手に対象となるアイドルを好きになって、勝手に応援して、勝手に期待しているのです。

もちろん運営側もそれが分かっているから、寛容なファンからお金を頂くためにあの手この手を繰り出す訳ですが。

 

 

◆ベネフィットは紳士協定

さらに嫌な話を続けます。

ファンが得ているベネフィットには商品の仕様についてと提供期間に関する定めがありません。

明確な契約関係がある訳ではないので、ファンの心理としては代金を支払い続けている間は同様のベネフィットが得られると感じています。
(お金を支払わないファンを認めないとかそういう話ではありません)

運営側も半永久的に同じベネフィットを提供できない事は知った上で、あえてそれには触れずにいます。
(将来的に結婚などのイベントがあることをほのめかしていたももクロ陣営はその意味で良心的だったと言えます)

幕府と武士との間に契約書が存在していたかどうかについては勉強不足で分かりませんが、この関係性はいわば運営とファンとの間の「御恩と奉公」のような相互的紳士協定と解釈できます。

今回の杏果の卒業という事件は、その関係性が運営の側から一方的に解消されたことへの不満が表出したのだと言うことでしょう。


ももクロのファン、つまりモノノフは5人でひとつのチームという仕様を気にいっているはずです。

そしてあの5人ということが重要で、一定のパフォーマンスも期待できます。

またメンバーに序列をつけたり、加入・卒業が無いという点も他のアイドルを選ばなかった理由かもしれません。

そしてそのベネフィットが当分は続くであろうという、(根拠のない)信用があったことも事実でしょう。

そのベネフィットがある日突然得られなくなってしまう現実。

それを突きつけられて動揺しているのが現在のモノノフではないでしょうか。

 

 

◆傷ついたモノノフにはケアが必要

ある日突然期待していたベネフィットが得られなくなることについては、やはりそれ相応のケアが必要でしょう。

運営側はそのことを良く考えてあげて欲しいと思います。

的外れな例えかもしれませんが、日当たりの良さを気にいってマンションを購入した後に、隣に日照を遮るようなマンションが建てられることになった事案では、売り主の責任が認められた判決が出ています。

その意味でファンが怒るのも無理はありません。

ですが皆さん、その怒りは各々が何らかの方法で鎮めませんか?

一度は愛した恋人を、別れた後になじるようなものです。

「自分の気持ちはもっと純粋なもので、お前のような不純な気持ちで応援してきた訳じゃない!」というご批判を頂きそうですが、あえてゲスな書き方をすることで、読んだ人がかえって冷静になったりしてくれないかなぁなんて期待しています。

純粋で情熱的な文章を書ける人は他にもいっぱいいるし、私自身がそういう人たちのブログやツイートを読んで勉強出来たので。


それでは皆さん、新しいももいろクローバーZを全力で応援しましょう☆